あとがき

 D.O.の作品『星空☆ぷらねっと』恭子シナリオ(このキャラクターは様々な意味でKanonの舞とカブる)で、
守るべき対象についてあれこれ考えたのがきっかけで、この話が出来ました。
 なお、あゆの母親についてはそれまたD.O.の作品で『加奈』の影響受けまくりだったりします。

 改めて舞シナリオのおさらいをしようとノベライズ版を読み、舞踏会について香里が語った…
「旧校舎と新校舎の間にクラシックな講堂があるでしょう。あれは昔の有名な人が建てた物で、建てた当時はあ
そこでそういう催しがよくあったらしいわ。それで、いまもその伝統を受け継いで、盛装した生徒たちが優雅に
踊る会……ですって」
 という話と、某小学校の旧校舎解体問題がリンクしてかなり話が膨らみました。
 さらに、某村の成人式の伝統に関する揉め事、
 他にも色々と取り入れてしまいました。

 本当に大事にするべきものとはなんなのか?
 そして、それは本当にそうするだけの価値があるのか?
 そのための労力を関係ない人間、守る必要などないと考えている人にまで負担させていないだろうか?
 そんな、どこぞの市民団体を怒らせかねないようなテーマは気にせず、気軽に楽しんで欲しいです。

 あれこれ考えているうちに前作とカブる要素が続出したので、開き直って『もう一つの可能性』の更なる『もう
一つの可能性』にしてしまいました。
 原作にて詳しく言及されてないところについてはもうやりたい放題です。
 この話は前作を久瀬視点で語った物語…なのですが、前作とは久瀬のフルネームや真琴がぴろと再会する場面な
どで食い違ってしまいます。
 久瀬の名前は前作では特に考えもなく、ゆうきまさみ著『じゃじゃ馬グルーミンUP!』から拝借してしまいまし
たが、今回思いついたネタではどうしても彼は『かずや』でなくてはならなかったので『俊平』の名は忘れてくだ
さい。(^^;

 この作品ではKanonの物語や時事問題(2003年1-4月頃)をかなり変わった切り口から描いています。

佐祐理さんは議員のお嬢様であり、

 佐祐理シナリオで語られる

大人が大勢集まる場には、よく連れていかれる。
礼儀正しい子だから、こういう場にも連れてこられる
じっさい、そういう場においては人気者だった。
大人のひとにちやほやされる。
頭をさげて、『ありがとうございます』といって、わたしは回る。

 という要素は嘘ではない、だけどおそらく読者の皆さんが思い描いてる光景は間違っている…という『真相』を作
り上げてみました。

 これは一つの例ですが、あなたのまわりでも、こうだ、と認識しているものの真相はもしかしたらまったく違うも
のかもしれません。

 あなたはその世界のことをどれだけ知っていますか?(今あなたの見ている世界は絶対の真実ですか?)

 以上、校正を依頼し、快諾してくださったエルラさん
(HP:スーパータイオン社):http://www.h4.dion.ne.jp/~tion/top.html
の言葉を使わせていただきました。


 色々な社会問題についてきわどい描き方をしていますが、まあ、とりあえず…

 この物語はフィクションであり作中に登場する掲示板、ソフトウェア、市町村、学校、市民団体、家系、登場人物等
の設定は全て架空のものであり、実在する人物や団体、事件その他もろもろとは一切関係ありません。






……ありませんって。本当に。

2003.04/21
OLSON

t.kugai@d6.dion.ne.jp