【後書き】
お付き合いありがとうございました。
作者のエルラでございます。
DNML含むと、これで完結長編は五本目ですか。
うーん、随分書いたものだ(笑)
まあ、そのうち一本は無茶苦茶で作者も認める駄作ですが。
話を戻しまして。モノミの物語、いかがだったでしょうか?
この物語を作るきっかけとなったのは、第三回かのんSSこんぺに出したプレカノにやり残しを感じるようになったことです。
確かに、あの時はあれで『オリキャラオンリーのKanonSS』を出せたと思ってました。
こんぺの感想でもそのことで評価を頂けていたと思います。
しかし、よくよく考えてみると山女たちはオリキャラと言っていいのか怪しいものがあります。
原作に出てないとはいえ、原作キャラの親ではオリジナル度が低いでしょう。
しかも、何だかんだで原作キャラも作中に名前含めて出てしまってます。
これじゃあ、いけない。
オリキャラだけでKanonを表現するというテーマを達成出来たとは言えないじゃないか。
そう思ってリベンジに構想を練ったのがモノミの物語でした。
あ、もちろんプレカノは大好きですよ。
自分の中であれは満足の行く内容を書ききれた作品ですから。
書いた当初の目的の一つを完全に達成出来なかったことに悔いが残っただけで。
とまあ、そんなわけでモノミに取り掛かったわけですが……。
作者の悪い癖、『どうせなら読者の想像をぶち抜いてやる』ってのが出まして、ARIA以上のとんでもないことをやってやろうという気持ちに。
そうして自分に課した制約は……。
・純粋なオリキャラだけでKanonの二次創作を書く
・Kanonキャラは名前も匂いさえも出さない
・逆行なしで遡れるところまで時代を遡る
でした。
既にぴろ物語のARIAで明治時代まで遡っただけでも異常なのに、それを更に遡るという暴挙。
終わるんかなあ、とか書き始めて思ったわけですが、見事に詰まりまくりました(ぁ)
ていうか、こんぺに出す作品なので長くても40KBくらいで考えてたのに、全然終わらない終わらない。
相変わらず、構想だけはしっかり立っていても容量計算が全然できない自分に乾杯。
まあ、終わってしまえば官軍です。
原作準拠で過去を舞台とした作品では新記録樹立(2004年12月24日時点)してるんじゃないかと思いますが、どうでしょう?(笑)
で、話を変えて内容にでも。
気付いた方もいるでしょうが、本作のストーリーラインには元ネタがあります。
題字の後のプロローグで分かる人は分かるかも。
ええ。バカゲー、鬼畜ゲーで有名な『侍道2』です。
パクリなどと言うなかれ、そんなチンケなことはしてません。
堂々と大パクリやりました。ていうかぶっちゃけ『侍』の二次創作でもあるかも。
何しろ、『侍』キャラ出してる始末ですから。
坪内鬼六、彼の敵である黒羽、この二人はそれぞれ『侍』シリーズの登場キャラである、坪内八郎(坪八)と黒羽三河守義隆お奉行の先祖ということになっています。
また、名前こそありませんが、郷一郎さんも『侍道2』で登場した武藤郷四郎の先祖だったり。
(※初版では郷一郎さんの名前は伝右衛門さんとなってました。が、『右衛門』は名前の成り立ち的に身分と関わってきそうなので改名)
かなり馬鹿なゲームですけど、意外に燃えるところあるので良かったらプレイしてみて下さい。
『侍』の最後の侍ルートと、『侍道2』の名無しっ子ルートがイチオシです。
ほんというとモノミの人格モデルも侍道2のかすみだったりするのですが(笑)
あと、蜩さんみたいな退魔師っているのか? ですが……。
知りません(ぉぃ)
いちゃいけないという理由もないですし、案外桃太郎も退魔師の姿を描いたものかもしれませんよ……なんちゃって。
真面目に答えると、阿佐ヶ谷Zippyって漫画が好きで、変形型退魔師を自分もやってみようと思っただけです。
モノミと出会う人物としてはどういう人物がいいかなあと考えた結果生まれたのが蜩さんでした。
もっとも、一人称『某』は職業を決める前からネタとして考えていて、それと音便が近い名前にするってことで蜩という名は初期の方に決まっていたのですが。
というか、彼のモデルは『神さま』の土門一角おじさまだし(ぁ)
また、妖狐達ですが、彼らの名前には色々元ネタがあります。
日本臭くない、それでいて米英臭くもない、なんか微妙な感じのする変な名前にすることで独自の文化を持つ種族っぽい雰囲気を出そうとしました。
モノミ以外に作中登場した妖狐達の名前の元ネタは以下の通りです。
・ミワナ……Gファンタジーのとある漫画に出たミナワという名前を並び替え。
・サナ……『こどものおもちゃ』の倉田紗菜より。元々変わった名前でしたので。
・ウル……『エデンズボゥイ』のオヤジ(ウルガー)を短縮。
・サジ……Gファンタジーのとある漫画に出た佐治吉という名前を短縮。
・ネネム……宮沢賢治の『ペンネン・ネンネンネンネン・ネネムの伝記』より。
・マミミ……同上。ちなみに、元ネタにおけるマミミはネネムの妹。
・マリブ……『GTA Vice city』のマリブクラブより。
・コム……手塚治虫の『火の鳥・望郷編』に出てくる子供の名前より。
ある意味、この妖狐達の名前にしっくりくるものを見つけるのが一番苦労したことだったりするかもしれません(苦笑)
まあ、辛いこともありましたが、終わってみれば楽しく書けましたってことで。
終わって「ああこれで人に胸張って見せられる」と思うと、やっぱり嬉しいです。
終わってない状況って心苦しいものがあるので。
執筆期間は一ヶ月ほど。見直し仕上げ含めて最終的には二ヶ月ほど関わったことになります。
十分くらいちょこっと感想に割いて頂けたら嬉しいかも……ってのは冗談です。
こんな長い話に最後までお付き合い下さりありがとうございました。
でも、感想はもらえるなら欲しい(ぼそ)
(2005年02月03日)
EDはFF9の『Melodies Of Life』で