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今更ですが、FF9(ファイナルファンタジー9)をプレイしました。
いわゆる『所詮FF』にしては予想外の傑作ですね。
FFにこんな人を泣かせる力があるとは思いませんでした。
ネタバレになるので内容に関しては多く語りません。
強いて言うなら……
『限られた時間の中で見つけた物は何ですか?』
というのを綺麗に描いたお話だったと思います。
ただ、逆を言うと、従来のFFファンにはあまりの異色作で受け入れ難かったんじゃないかと思います。
色々と今までのFFとは違う点を感じました。
以下、そのあたりに触れたレビュー。
尚、点数は10点満点でつけてます。

シナリオ:【9点】盛り上げ方に不満を感じるものの、伏線回収やまとめ方は今までの
     FFの中でも異色の完成度でした。
     Kanonとか好きな人なら最後は涙も出るかもしれません。
     FFといえば燃えシナリオなのですが、9は優しい気持ちになれるシナリオ
     だったと思います。あとラブ。
     まあ、それだけに従来のファンにはウケ悪そうだなあと思いますが。
雰囲気 :【10点】もう文句無し。オリジナリティ溢れるメルヘンチックな世界観の
     構築と旅の情景の素晴らしさは素直に脱帽です。
     セーブにモーグリ使うあたり特に凝ってますね。
音楽  :【9点】FFの作曲家といえば植松さんですが、あの人といえばFF6の通
     常ボス曲を代表として硬質なイメージがあります。
     それが世界観に合わせたのか、FF9は非常に柔らかい曲が多くて驚きまし
     た。こういうのも作られるんですね。
     映像を見ながら聴くとマッチしているのがよく分かります。
キャラ :【9点】主要キャラはどれも活き活きしてて好感触。
     個性や生き方が立っていて死に(二軍落ち)キャラがあまりいない印象を受
     けました。
     強いて言うならサブキャラ補強のイベントをもう少し欲しかったです。
敵   :【5点】従来のFFに比べて異色なのは敵の存在感のなさ。
     FFといえばケフカしかりギルガメッシュしかりで存在感ありまくりの敵が
     ワンサカいるのが特徴なのですが、9はどうにも魅せ方が悪いのか恐怖を感
     じたり、好敵手と思えるタイプがいません。
     シナリオやメインキャラに比重が重くなりすぎたためか、倒すべき敵として
     の魅力が落ちて『燃え』を極端に低くする原因となったと思います。
     やっぱり燃えるには倒すべき敵としての魅力がないとダメなんですね。
システム:【1点】どうしようもないっす。
     これが一番他のものをぶち壊しにするくらい足を引っ張ってますね。
     とにかくスピード感というものが全くないのはストレス。
     5秒以上の演出も多すぎ。ランダムエンカウントでこういうのは勘弁して欲
     しいです。
     ゲージ制もうまく機能していないのか、全員フルゲージで戦闘が動いてない
     ことが何度もあってかなりイライラしました。
     短縮の工夫をするかスパロボみたいにアニメカット機能を入れて欲しい……。
     まあ、FFやる以上初めから覚悟はしてたんですけど。

総合  :【8点】戦闘システムのダルさはともかく、シナリオや雰囲気等が十分傑作
     の域なので総合的にはかなりの良作と言っていいと思います。
     RPGのシナリオやキャラ、雰囲気重視の人はやって損はないかと。
     中古で安く買えますし。
FFにしては随分楽しめたと思います。
不満点も多いですが、いいものを見たという気持ちが胸にいっぱいです。
ありがとう、僕等のふぁいふぁん(ぉ)





MIDI:niflheimrさん